久しぶりにラズパイのOSを新規でインストールすることになりました。こんな時はついつい“その時の最新版“を試したくなるもの。ということで最新版をダウンロードしてインストール!
で、案の定?画面が映らないという不具合に出会いました…。
結論からいうと、ブートのコンフィグファイルの一部を修正するだけで映るようになりました。
なにがおこったか?
最新DebianのBullseyeを新規でインストールしようとしたところ、画面が真っ黒なまま何も表示されない状態になった。最初はSDカードへの書き込みエラーか?と思って、再度トライしても何も映らない。
念の為、前のバージョンのイメージで確認すると、すんなり起動した。Bullseyeだと映らない。よくよく注意して見るとHDMIへの信号は出ていて、起動もしている。ただ映らないだけの様子。
とりあえず試したこと
画面に何も映らず、何がおかしいのかさっぱりわからなかった。そこで、HDMIケーブルを変えてみたり、電源の容量不足などを疑って変えてみてもだめ。
ブートディレクトリのconfig.txtにある”hdmi_group”と”hdmi_mode”を変更してみてもだめ。※一応、下記に設定内容を残しておきます。
( https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/config_txt.html#video-options )
$ vi /boot/config.txt
/boot
config.txt
hdmi_group=2 // #hdmi_group=1 のコメントを外して2 に変更
hdmi_mode=76 // #hdmi_mode=1 のコメントを外して76 に変更
ググってみても、解像度の設定変更などの解決方法は出てきたが、そもそも何も写ってない状態からの解決方法を見つけることができなかった。
ダメ元で全て英語で入力して検索すると、やっとそれっぽいものがヒットした。
( https://www.reddit.com/r/raspberry_pi/comments/qvpx40/hdmi_output_on_pi4_not_working_on_bullseye/ )
この内容を読むと、全く同じ状況ということが分かった。また、ブートコンフィグにHDMI_SAFE=1を設定すると、「たまに起動するが再起動すると二度と起動しない。」とのこと。
そして読みすすめると、やっと探していた答えがあった。
解決した方法はこれ!
理由は不明(ただ調べてないだけ…)だが、解決方法としては”KMS”を”FKMS”にして起動し、アップデートしてから戻すと治るらしい。
早速試してみる。
/boot
config.txt
# Enable DRM VC4 V3D driver
dtoverlay=vc4-fkms-v3d // dtoverlay=vc4-kms-v3d に”f” を追記する。
コンフィグを修正して再起動…。
$ sudo reboot
or
$ sudo shutdown -r now
起動した!
その後、アップデートして再起動。成功!!
もう一度コンフィグを修正して、先程付与した” f ” を消して再起動。失敗…。
どうやら僕の環境では”f”をつけていないと起動しない様子。
” f “付きのディスプレイドライバは古い方のドライバらしい。問題ないならこのまま行こう…。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] そんな観点から結局はこのページを参考にブートスクリプト(config.txt)を変更して問題解決。 […]